eSIMとは?SIM内蔵の便利機能だけど、回線契約キャリアの少なさが課題
スマートウォッチには、eSIMが搭載されているモデルがあります。
eSIM非搭載タイプやSIMカードを挿入できないスマートウォッチは、近くにあるスマートフォンと無線通信で紐付けすることによって、着信やメールの通知を行っています。
それが、eSIMが搭載モデルなら、スマートウォッチ単体でインターネット通信や通話が可能です。
スマートフォンを近くに置いておく必要がないわけです。
ただし、スマートフォンのようにスマートウォッチにも回線契約(料金)が必要です。
そして、「SIM」ではなく「eSIM」だからこその問題もあります。
SIMとeSIMの違い
みなさんがお手持ちのスマートフォンにも、もちろんSIMカードが挿入されています。
スマホショップの人があらかじめ本体に挿入してくれているので、SIMカードを見たことがない人もいるかもしれません。
このSIMカードに書き込まれた情報から、「このスマホの電話番号は○○○○」「インターネット通信を行うための回線は○○です」といった情報をスマホが得ています。
そして「eSIM」は、このSIMカードがスマートウォッチの中に中埋め込まれているイメージです。
「eSIM」なら、SIMカードのやりとりが必要なく、ソフトウェアを通して回線契約を行うことができます。
ところが、eSIMには問題があります。
普通のSIMとeSIMでは、契約プランが違うのです。
しかも、現状、日本ではeSIMに対応した通信業者がほぼありません。
スマートウォッチに対応したeSIM業者がない
今のところ、eSIMに対応している業者は、
- 楽天モバイル(通話可)
- IIJmio(データ通信のみ)
この2社だけです。
しかし、このどちらもスマートウォッチのeSIMには対応していません。
ちなみに、楽天モバイルのeSIM利用料は「月額2,980円」
格安SIMの値段と比べると、かなり割高に感じてしまいます。
ただ、今後はeSIM対応の通信業者は増えるでしょうし、値段も下がっていくでしょう。
これからに期待ですね。